WRX S4のアプライドと年次改良の違い|中古で狙う年式

年式違いのスポーツセダンが並ぶ中古車展示場

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『中古のWRX S4を見ていたら、同じ型なのに年式で装備が違う…』と戸惑っている方も多いはずです。スバル WRX S4は毎年のように細かい改良が入るので、どれを選べばいいか迷いますよね。

結論から言うと、2代目VBH型なら2023年10月改良より後か前かが一番大きな境目です。アイサイトが3眼になり、グレードもEX系の2つに絞られました。

この記事を読めば、改良日ごとに何が変わったかと、予算別に狙う年式が分かります。

目次

そもそも「アプライド」って何のこと?

先に結論

アプライドはスバルの年次改良ごとの区分です。A型から順に、改良のたびにB型、C型と記号が進みます。

スバル車の中古を探していると「D型」「E型」という言葉がよく出てきますよね。これがアプライド(applied model)と呼ばれる区分です。

マイナーチェンジほど大きくない細かな改良でも、スバルは記号を進めます。だから同じ2代目VBH型でも、年式で装備がけっこう違うんです。

例えば販売店でこんな会話になることがあります。

「この車、何型ですか?」
「車台番号から確かめますね。2024年12月の改良後なので、E型と呼ばれる型です」

実は、記号の振り方は世代ごとに数え直しになります。初代VAG型のA型と2代目VBH型のA型は、まったく別の車です。

記号の確かめ方

アプライドの記号は、車検証の型式と車台番号、または販売店の整備記録で確かめるのが確実です。この記事では記号よりも「何年何月の改良か」を軸に書いています。

世代そのものの違い(2.0Lか2.4Lか)はWRX S4の歴代(VAG型・VBH型)の違いで詳しく比べています。

2代目VBH型の年次改良を年表で見る

まずは今の中古で一番多い、2代目VBH型から見ていきましょう。2021年11月25日に発表された型式5BA-VBHで、2026年5月18日に受注が終わりました。

改良日呼び方主な変更点グレード
2021年11月25日A型(発売時)2.4Lターボ FA24で登場。EX系はアイサイトX・11.6インチディスプレイ・12.3インチ液晶メーターGT-H/GT-H EX/STI Sport R/STI Sport R EX
2022年11月24日販売店で確認ヘッドライト自動消灯、スマートキーのスリープ機能(リレーアタック対策)同上
2023年10月25日販売店で確認アイサイトが3眼に(広角単眼カメラ追加)、ハーマンカードン標準化、大型リヤスポイラーをメーカーOP設定GT-H EX/STI Sport R EX の2つに整理
2024年1月12日特別仕様車STI Sport♯(500台限定・CVT)限定車
2024年12月12日E型(メディア通称)STI Sport R EXのホイールをブラック塗装、本革の配色変更、ドライバー異常時対応の強化、新色ギャラクシーパープル・パールGT-H EX/STI Sport R EX+R-Black Limited
2026年1月9日特別仕様車STI Sport R-Black Limited Ⅱ(RECARO・サンライズイエロー)限定の追加
2026年5月18日受注終了生産終了。新車は販売店の在庫対応のみなし

出典はスバル公式のニュースリリースと主要諸元です。記号はA型(発売時)とメディアでE型と呼ばれる2024年12月改良だけ載せ、ほかは販売店で確かめる扱いにしています。

WRX S4(VBH型)の年次改良を時系列で並べた図解

『表で見ると、どこで買えばいいか余計に迷う…』と思いますよね。中古選びで効いてくるのは、次の3つの境目だけです。

中古で見るべき3つの境目
  • 2023年10月改良より後か前か(3眼アイサイト・グレード整理)
  • 2024年12月改良より後か前か(ドライバー異常時対応の強化・新色)
  • EXが付くかどうか(アイサイトXと大きな画面)

一番の境目は2023年10月の改良

ここが大事なところです

2023年10月25日の改良で、アイサイトが3眼になりました。安全装備を重視するなら、この改良より後が候補になります。

2023年10月の改良では、アイサイトに広角の単眼カメラが加わりました。交差点での歩行者や自転車を見る範囲が広がる、というのが狙いです。

同じタイミングで、EXの付かないGT-HとSTI Sport Rが整理されました。それより前の中古なら、EXなしのグレードも混ざっているわけです。

ハーマンカードンのサウンドが標準になったのもこの時です。音にこだわる方は、ここも見ておきたいですよね。

比べる点2023年10月改良より前2023年10月改良より後
アイサイト2眼3眼(広角単眼カメラ追加)
グレードGT-H/GT-H EX/STI Sport R/STI Sport R EXGT-H EX/STI Sport R EX(+特別仕様車)
アイサイトXEX系のみ全カタロググレードに標準
ハーマンカードン年式とグレードで異なる標準化
大型リヤスポイラー設定なしSTI Sport R EXにメーカーOP

『でも、2眼でも普通に使えるんでしょ?』という声もあります。その通りで、2眼でも衝突被害軽減ブレーキなどは付いています。

ただ、同じ予算で比べられるなら、3眼の年式を優先する価値はあります。アイサイトの違いはWRX S4のアイサイトとアイサイトXで詳しく書いています。

2024年12月改良(E型)と2026年の特別仕様車は何が違う?

2024年12月12日の改良は、メディアで「E型」と呼ばれることが多い改良です。走りの中身より、見た目と安全装備の手直しが中心でした。

E型で変わったところ
  1. STI Sport R EXのホイールがブラック塗装になった
  2. ボルドー・ブラックの本革の配色が変わった
  3. ドライバーモニタリングとドライバー異常時対応システムの連携が強化され、わき見や居眠りにも対応した
  4. 新色ギャラクシーパープル・パールが追加された
  5. 特別仕様車STI Sport R-Black Limitedが設定された

ドライバー異常時対応の強化は、長距離を走る方には安心材料になります。一方で、加速や燃費といった走りの数字は変わっていません。

WLTC燃費はGT-H EXで10.8km/L、STI Sport R EX系で10.7km/Lです。数値はスバル公式の主要諸元(2025.10版)です。改良でこの数字は動いていないので、燃費目当てで新しい年式を選ぶ必要はありません。

2026年1月9日には、特別仕様車STI Sport R-Black Limited Ⅱが加わりました。RECAROシートとサンライズイエローが目印です。詳しくはSTI Sport R-Black Limited/Ⅱとはを見てみてください。

「F型」や「2026年のマイナーチェンジ」はある?

『F型が出るまで待った方がいい?』と考えている方もいるかもしれません。実は、WRX S4のCVTモデルは2026年5月18日で受注が終わっています。

スバル公式サイトには「生産終了に伴い販売店での在庫対応のみ」と書かれています。STI Sportグレードの展開も、現行モデルで終わりました。

待っても新しい年次改良は来ない

2026年1月のR-Black Limited Ⅱを「F型」と呼ぶかどうかは、公式の発表がなく確かめられていません。いずれにしても、CVTのWRX S4に次の年次改良は予定されていません。

2026年に入ってからの動きを並べると、こうなります。

時期出来事
2026年1月9日STI Sport R-Black Limited Ⅱ発表
2026年3月18日受注終了を告知
2026年4月9日WRX STI Sport♯(6速MT・600台限定・抽選)発表
2026年5月17日Sport♯の抽選エントリー締切
2026年5月18日WRX S4の受注終了

Sport♯は6,105,000円(税込)の抽選限定車で、もう申し込めません。中身はWRX STI Sport♯とはにまとめています。

今後について、スバルは新しいMTモデルを2027年までに導入すると告知しています。TY85型6速MTを積む「WRX with TY85 Transmission」です。ただ、時期・価格・車名にS4が付くかは発表されていません。

生産終了までの流れはWRX S4の生産終了と、いま新車で買う方法で詳しく書いています。

初代VAG型のアプライドも知っておきたい

予算を抑えたい方は、初代VAG型も候補に入りますよね。2014年8月25日発売で、2.0L直噴ターボFA20(300PS/400N・m)を積んだモデルです。

VAG型の主な改良は次の通りです。

時期主な変更点
2014年8月発売。2.0GT EyeSight/2.0GT-S EyeSightの2グレード
2015年6月30日アドバンスドセイフティパッケージ追加
2015年10月28日特別仕様車SporVita(500台)
2016年5月改良
2017年8月7日大幅改良。アイサイト・ツーリングアシスト採用(前期と後期の境目)
2018年9月21日STI Sport EyeSight追加
2019年6月改良
2020年8月20日グレードをSTI Sport EyeSightに一本化
2021年1月24日生産終了

VAG型で一番大きな境目は2017年8月の大幅改良です。ツーリングアシストが付くかどうかで、高速道路での疲れ方が変わってきます。

VAG後期(2017年8月以降)
  • ツーリングアシスト付き
  • STI Sportの選択肢がある
VAG前期(2017年8月より前)
  • ツーリングアシストなし
  • 年式が古く走行距離が伸びた個体が多い

なお自動車税は、VBH型の2.4Lが年43,500円(2019年10月以降の登録)です。VAG型の2.0Lは年39,500円(2019年9月以前の登録)で、13年を超えると重課になります。

中古で狙う年式は?予算別の考え方

ここまでの改良を踏まえて、狙う年式を予算と目的で分けてみます。相場は時期と地域で動くので、ここでは価格ではなく考え方で並べますね。

こんな方狙う年式理由
安全装備を最優先したいVBH 2023年10月改良より後3眼アイサイト、全車アイサイトX
長距離が多く最新の見守り機能がほしいVBH 2024年12月改良より後(E型)ドライバー異常時対応の強化
2.4Lに乗りたいが予算を抑えたいVBH 2021年11月〜2023年10月のEX系アイサイトXと大画面付き
予算を一番抑えたいVAG 2017年8月以降ツーリングアシスト付き
予算と目的別にWRX S4の狙い目の年式を示した図解

『結局、古い年式でも大丈夫?』と思いますよね。年式より大事なのは、整備記録とCVTフルードの交換歴です。

中古で見ておきたい点はWRX S4の中古車の選び方にまとめています。新しい年式を値引きで狙う話はWRX S4の値引き相場と限界額を見てみてください。

年式の目星がついたら、改良日の前後で条件を絞って在庫を見比べてみてください。

WRX S4買いたいドットコム

WRX S4の値段、先に相場を見ておく

今の車の買取相場と、WRX S4の値引き・総額の目安を先に知っておくと、商談で迷いにくくなります。

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※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

同じ年式でも、グレードと走行距離で価格はかなり変わります。気になる個体が見つかったら、車台番号と整備記録を販売店で確かめておきましょう。

よくある質問

WRX S4のアプライドはどうやって確かめますか?

車検証の型式・車台番号を販売店に伝えて確かめてもらうのが確実です。登録年月だけだと、改良の前後をまたいでいることがあります。

WRX S4のD型とE型は何が違いますか?

2024年12月12日の改良がメディアでE型と呼ばれ、ドライバー異常時対応の強化や新色ギャラクシーパープル・パールが加わりました。それより前の年式との記号の対応は、販売店で確かめてみてください。

WRX S4のF型は出ますか?

CVTのWRX S4は2026年5月18日で受注終了しており、新しい年次改良の予定はありません。2026年1月の特別仕様車をF型と呼ぶかどうかは公式に確かめられていません。

年次改良で燃費や馬力は変わりましたか?

VBH型は全年式で2.4Lターボ275PS/375N・mです。WLTC燃費もGT-H EXで10.8km/L、STI Sport R EX系で10.7km/Lで、改良による変化はありません。

中古で一番おすすめの年式は?

安全装備を重視するなら、アイサイトが3眼になった2023年10月改良より後が候補です。予算を抑えるなら2023年10月より前のEX系や、VAG型の2017年8月以降も選択肢になります。

まとめ

この記事の要点
  • アプライドは年次改良ごとの区分で、世代ごとに記号を数え直す
  • VBH型の一番の境目は2023年10月改良(3眼アイサイト・EX系に整理)
  • 2024年12月改良はE型と呼ばれ、ドライバー異常時対応が強化された
  • CVTのWRX S4は2026年5月18日に受注終了で、F型以降の年次改良は予定なし
  • VAG型は2017年8月の大幅改良が前期と後期の境目
WRX S4買いたいドットコム

WRX S4買いたいドットコム 編集部

WRX S4の価格・グレード・維持費・リセールを、メーカー公式の数値をもとに整理している情報サイトです。 公式サイト

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